飛ばすドローンによって身体検査基準は違うの?

(セスナ機から見た茨城県の涸沼。南西から大洗海岸方面を望む)

こんにちは。ドローン行政書士のシンカワモトキです。
今回はドローン免許取得に必要な身体検査基準について説明します。

ドローン免許(正式には無人航空機操縦者技能証明)を取得するためには身体検査に適合する必要があります。
自動車運転免許でも視力検査などがありますよね。
以下は、一等と二等に共通する一般的な基準となります。

上記の通りで基本的に一等と二等で違いはありませんが、25kg以上の大型ドローンを飛ばすためには「国際民間航空条約の附属書一に規定する第三種身体検査基準」という厳しめの基準に適合する必要があります。この基準は、有人機を飛ばすパイロットに求められるのと同じものです。
特に一等免許では、第三者上空を補助者なしで目視外飛行させるというハイリスクな飛行を行うことが想定されていて、これは市街地でのドローンによる宅配などをイメージするとわかりやすいと思います。このレベル4と呼ばれる飛行を大型ドローンで行うのですから、その操縦者に厳しい身体検査を科すのは理にかなっていますよね。
詳しい検査要領は下のリンクにありますが、検査する医師が読むような文書で、しかもとても長〜いです(笑)。
001574416.pdf (mlit.go.jp)

身体検査を受けるためには、前提として書類の提出やウェブサイトでの登録が必要だったりして結構面倒です。
日本海事協会のサイトに詳しい案内がありますのでリンクを貼っておきます。
無人航空機操縦士試験案内サイト (ua-remote-pilot-exam.com)

今回はドローン免許を取得するための身体検査についてご紹介しました。なかなか複雑なので、登録講習機関(国家資格を取得できるドローンスクール)や専門の行政書士に相談するのも一つだと思います。

以上、行政書士のシンカワモトキでした。

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